ガス料金の自由化のしくみ

法律にもとづく規制というのは新しい企業がその分野に参入する上での障壁になることがあります。

そのため政府ではさまざまな分野の規制緩和を進めていますが、都市ガスの自由化などもその一環といえ、これはガスの消費者にとってみてもガス料金の引き下げなどのメリットが大きいものです。

これまでの都市ガスの世界では、特定の地域のなかで唯一のガス会社とだけしか契約が認められていませんでした。

これは都市ガスがきわめて重要なライフラインであり、安定的に供給を続ける上では不可欠のしくみとして見なされていたためです。

このしくみはガス事業法とよばれる国の法律にもとづくもので、法律の規制があるかぎり、ガス料金は独占された地域ごとの企業によって実質的に決まってしまい、価格競争がまったく起きないという弊害が生まれていました。

しかし安定供給は必要といいながら、これでは消費者の利益をないがしろにする結果となってしまうことから、政府の許可があれば新規参入を認めるというのが、新しく改正されたガス自由化の内容となります。

このようにガスの供給分野で新規の企業にも門戸が開放されると、契約を獲得するためによりリーズナブルなガス料金のプランが開拓されるようになりますので、必然的にガス価格は安くなり、消費者のメリットが高まることになります。

ただし新規参入とはいってもインフラとしてのガス管自体はそのままで、新規参入企業は従来のガス管を借りるかたちとなるため、家庭における器具の交換なども原則として必要ありません。

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